top of page

福井県
アンカー 1

十善の森古墳
福井県には多くの謎に包まれた継体大王が、関係性の強い地域と言えます。武烈天皇が崩御すると皇位継承者が絶える問題がおこり、応神天皇の5世孫である越前三国の男大迹王(後の継体天皇)を擁立したと言われる。
そのような大きな影響を与えたこの地は、越前における最初の大首長墓が4世紀後半に九頭竜川流域の山上に全長130mの前方後円墳である手繰ヶ城山古墳が築かます。その後、国内最古の冠を出土した5世紀末築造の二本松山古墳は、半島との強い関係性が指摘されてます。そして、6世紀に入ると横山古墳群の首長が、継体天皇との深い関係性をもって勢力を拡大していきました。
若狭地域の十善の森古墳では、朝鮮半島からもたらされたとされる金銅製冠帽、向山1号墳では金製垂飾り付耳飾りが出土している。大和王権内で王家の食膳担当した有力首長で、朝鮮半島に派遣された膳臣の系譜につながるとみられ、対朝鮮半島政策のうえで重要な位置を占めていたと考えられます。
このようなことからも越前は特殊な地域であったと言えることできます。

南越前町
CraftMAP
bottom of page