top of page
DSC_0318_edited.jpg

小浜市

加茂古墳群

加茂北・加茂南古墳

加茂の集落東の尾根上と麓に21基からなる古墳群です。なかでも巨石を使用した立派な石室を備える加茂北・加茂南古墳が代表的な古墳です。  墳丘規模は両古墳とも径30mほどの円墳で、2段築とされる。葺石、埴輪は認められない。北古墳は、南に開口する両袖式横穴石室で全長13.7m、玄室長4.7m、高さ3.96m、奥壁幅2.6m、羨道長9m、幅1.6m、高さ2.3mを測る。南古墳は、南に開口する片袖式横穴石室で全長12.5m、玄室長4.2m、幅3.1m、高さ3.76m、羨道長8.28m、幅2mを測る。両古墳とも巨石を積み上げた立派な石室を見ることが出来ます。  出土遺物は、認められない。築造年代は、6世紀後半~7世紀初頭と推定される。
Placeholder Image

国分寺古墳

若狭国分寺跡

小浜市国分の若狭国分寺跡の敷地内に残る大型の円墳で、茂みに覆われた墳丘が残ってます。国分寺境内に古墳が存在することは全国的に例がないものとされる。付近には、前方後円墳の国分古墳(消滅)、方墳も分布しています。  墳丘規模は、径45m、高さ5mを測り、墳頂に若狭姫神社が鎮座しています。主体部は、横穴式石室と考えられますが、定かではありません。築造年代は、6世紀代と推定。

太興寺古墳群

通称「七ツ塚」

JR小浜線の新平野駅の西側に分布し、水田の中に5基が残っている。「七ツ塚」とも呼ばれる。見通しの良い水田にあるのでどれも見学しやすい。  1号墳は線路の南側にある径9mほどの円墳。2号墳は線路を挟んだ北側に径17.5mほどの円墳で、松塚と言われる。3号墳は線路を挟んだ最北にある径15mほどの円墳。4号墳は西側の畑に位置する径12mほどの円墳または前方後円墳とされる。5号墳は、4号墳の北東に位置する径14mほど円墳または前方後円墳とされる。いずれも円筒埴輪の破片が採取されている。  埋葬施設、副葬品については不明。築造年代は、6世紀後半と推定される。

御所の森古墳

神聖な場

小浜市太良庄、禅宗長英寺のある谷間の最奥に「御所の森」と言う神聖視される場所がある。鎌倉時代の五輪塔を祀っており、古墳はその近くに位置する。  全長7mほどの横穴石室を露出させ、墳丘はおそらく円墳と思われる。付近は、数基の古墳が分布していますが、そのなかでも古い形式に属すると考えられ、6世紀中葉の築造と推定される。

日枝神社裏古墳

石室露出状態

賀羅岳の西麓に日枝神社があり、その社殿裏に横穴石室が露出しています。状態は、埋没気味で貫通しています。他詳細は不明。

松塚古墳群

左右道沿いに並ぶ

国分寺跡の南西、国道27号線から遠敷川と並行して南に走る道路沿いに分布する古墳群です。  南から4号墳(道路西側)、5号墳(西側)、6号墳(東側)と円墳が並びます。どの墳丘も見通しの良い道路ですので簡単に見つけることが出来ます。ほか詳細は、不明。

検見坂古墳群

若狭の密集地区

国道27号線の南側、神通寺の墓地裏山の尾根から麓にかけて、古墳64基(前方後円墳1基)横穴墓39基から成る古墳群です。  円墳の43号墳と54号墳とで横穴式石室が開口しています。山麓には、横穴墓群が分布し、若狭地方で大変希少価値のある存在となる。武者が谷地区の横穴墓からは、須恵器坏、高坏、横瓶、鉄鏃、管玉などが出土しています。築造年代は、6世紀後半と推定(横穴墓は除く)。

池町古墳群

竹林に3基

多田集落から南の谷合に入った多田川の西側、竹林の中に3基から成る古墳群です。1号墳で、立派な石室を見ることができます。  1号墳は、径17m、高さ5mの円墳で、両袖式の横穴石室が開口してます。玄室長5.1mほどの玄室は、奥壁におむすび型の奥壁を据え、側壁に大きめの石材を使用する。2号墳と3号墳は、墳丘が陥没しており石材の一部が散乱しています。他詳細は、不明。築造年代は、6世紀後半と推定。

白髭神社古墳

十善の森古墳に後続

北川の左岸の山麓に位置する前方後円墳で前方部を西側に向け、後円部頂に白鬚神社が鎮座する。  墳丘規模は、墳丘長58m、後円部径38m、高さ6m、前方部幅42m、高さ4mを測り、幅13mの盾型周溝が巡る。埋葬施設は、未調査のため不明。  出土遺物は多数の円筒埴輪片、墳丘裾部から脚付四連壺、装飾付脚付子持壺、甕、坏から出土する。築造年代は6世紀初頭と推定され、前方部が大きく広がりを見せることから近接する十善の森古墳に後続すると考えられる。
bottom of page