多摩川台古墳群（多摩川台公園）と同様の舌状台地先端部に位置し、多摩川を見下ろす前方後円墳です。 後円部上には浅間神社社殿が建ち、前方部は西側線路方向に向いていたと推定される。埋葬施設は確認されておりませんが、竪穴石室が推測されます。また、蓬莱山古墳と同様に前方部にも埋葬施設の存在が推測されている。人物埴輪や動物埴輪などが出土し、築造年代は5世紀末～6世紀前半と推定。
荏原台古墳群に属し、最東端に分布する古墳です。後円部径27m、高さ6mの円墳で墳頂は稲荷神社になってます。 鵜木大塚の名前の由来は、昔、鵜の木村の飛び地であったことから、そのように付けられたようです。
荏原台古墳群に属し、帆立貝式の墳丘で墳丘長28.4m、円部径24m、高さ3m、前方部前端幅6m、長さ6m、高さ1.5m、くびれ部幅6mとなります。前方部が未発達の為、帆立貝式ではなく造出し付きの円墳と言う見解もあるようです。
フランシスコ修道院の敷地内にあったとされ、現在は駐車場に姿を変えております。もとは径30ｍの円墳です。
以前はただ円墳と考えられていましたが、径30ｍの造出付きの円墳と判明してます。 現在、墳頂部には複数の社が祀られています。発掘調査で3基の埋葬施設が確認され、北の埋葬施設が木棺直葬、中央が粘土槨と推定、南の埋葬施設が箱式石棺です。出土遺物は、直刀が墳丘上で見つかっている他に多数出土している。5世紀中頃の築造。
多摩川台古墳群は、8基から成る古墳群です。古墳群のうち最初に２号墳が６世紀前半に築造される。その後、6世紀の後半に２号墳を前方部とし、1号墳を後円部として全長39ｍの前方後円墳が築造された。さらに、７世紀中頃まで3号～8号墳(13～18ｍ）が継続して築造される。 埋葬施設は横穴石室で、副葬品は直刀、鉄鏃、耳飾り、管玉、轡、須恵器、土師器が出土し、墳丘では円筒埴輪が確認されている。
前方部を北西方向に向ける全長は107.25ｍの前方後円墳で、多摩川流域で最大規模になります。2段築成の墳丘で、葺石、埴輪は確認されていない。埋葬施設は未調査、４世紀後半の築造。
多摩川流域最古級の前方後円墳で、4世紀前半の築造と推定されます。荏原台古墳群では最初の首長墓となり、亀甲山古墳が後続する。 墳丘は後円部が3段築成、前方部が2段築成で葺石、周溝は確認されていない。埋葬施設は後円部の半分以上が削平されていた為、露出しており粘土槨が確認されている。また、未調査ではあるが前方部にも埋葬施設が推測される。出土遺物は、日本製の四獣鏡をはじめ多数出土している。
荏原台古墳群の終末期の古墳で、現在は墳丘はなくなり、砂質泥岩の切石積み単室構造の横穴式石室が開口する。明治時代のスッケッチに円墳らしき墳丘が描かれていることと、調査により南斜面に認められる周溝跡を確認し、径13ｍの円墳と推測される。通称「穴八幡」と呼ばれている。築造年代は７世紀中頃。民家敷地内の為、非公開。
