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南アルプス市

塚原上村古墳

「大西のおかま」

坪川と堰野川に挟まれた東南に傾斜した地形に立地する円墳です。現状は封土は流失し、石室の奥壁側のみ露出してます。地元では、通称「大西のおかま」と呼ばれる。  墳丘規模は、東西9.5m、南北8.9m、高さ2.3mを測ります。主体部は、南に開口する横穴石室で、、玄室部長4.5m、最大幅1.67m(奥壁幅1.58m、入り口幅1.55m)、高さ1.65mとなる。出土遺物は、確認されておりません。(参考 現地説明板)

おつき穴古墳

奥津城から転訛する

釜無川の流域、県道39号線沿い(アルプス通り)にある径10mほどの円墳です。おつき穴古墳の「おつき」とは、神道でいう墓所をあらわす奥津城(おくつき)が転訛して名付けられたようです。  埋葬施設は、南に開口する横穴石室で現存長7.23m、幅1.97m-2.07m、高さ1.4mを測り、おそらく片袖式の石室と思われます。築造年代は、6世紀代と推定。(参考 現地説明板)

六科丘古墳

造出付き円墳

市之瀬台地の先端部に位置する円墳で、造出し付きです。現在は、住宅地の中の古墳公園と整備され見学しやすくなってます。  墳丘は、径24mの規模を測り、周囲を2mほどの礫帯が巡っています。主体部は、確認されておりません。  出土遺物には、鉄剣、刀子、鉄片、管玉、須恵器壺、土師器片が出土。築造年代は、5世紀の後半と推定。
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御崎塚古墳

素晴らしい眺望

市之瀬台地の先端にある古墳で、御崎神社という小さな神社の裏手にあります。  墳丘は、径25~30mの円墳で周溝が巡っていたと言われてます。現状は、そこまであるようには見えませんが、墳頂に石室石材らしきものが確認でき、石祠が鎮座する。他詳細は不明。

無名塚古墳

おでいにっちゃん

古墳の上には、大日如来坐像が鎮座しています。なんともお優しい顔で地元では「おでいにっちゃん」と呼ばれてます。  大日如来坐像は、深沢川を眼下に富士山の方角を向いております。詳しい説明板がありますが、古墳に関しては一言もありません。あくまでも墳丘上に大日如来坐像が鎮座する土台墳となってます。

物見塚古墳

かつては「銭塚」と呼ぶ

上野の丘陵の尾根先端に位置する「銭塚」と呼ばれた全長46mの帆立貝式に近い前方後円墳です。  主軸は東西で、前方部を東に向け、前方部には、一部に葺石が確認される。主体部は、粘土槨と思われるが損壊が激しい。  出土遺物は、鏡類、武器、玉類、鉄製品、土師器が出土。築造年代は、5世紀の前半と推定される。

狐塚古墳

痕跡を見つけて下さい

漆川沿いにあります福寿院稲荷大明神が狐塚古墳となります。古墳らしい所はなく、小さな神社としか見えませんが、社殿の土台となる石垣に石室石材が使用されております。土台として生まれ変わった石材を是非探して見てください。
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