甲府盆地南部、曽根丘陵の西端支丘上に位置する径18mほどの円墳です。曽根丘陵は東海地域の弥生文化や畿内の古墳文化の影響を強く受けた地域と考えられています。
埋葬施設は、割石小口積みの竪穴石室で朱が塗布されていました。副葬品には、滑石製臼玉、直刀、剣、銅鈴、須恵器片、内行花文鏡、舶載の神獣鏡が出土。径12.5cmの神獣鏡は、「赤烏元年五月廿五日丙午造作明竟百錬清銅服者君候宣子孫寿万年」の銘が刻まれ、国の重要文化財に指定されている。赤烏の銘がある鏡は、他に宝塚市の安倉高塚古墳で出土しています。(山梨県HP参照)