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横須賀市

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長浜横穴墓群

海岸を見渡す横穴墓

三浦の和田海水浴場から西よりに開口していた5基ほど横穴墓でしたが、現在は埋没してしまったようです。玄室は、アーチ型、ドーム形の形状をしていました。  出土遺物は、勾玉、水晶玉、直刀、人骨、金属製品、馬具が出土しています。三浦半島での出土が珍しい馬具は、横須賀市自然人文博物館に展示しております。

蓼原古墳(たではら)

希少な弾琴埴輪出土

戦後米軍施設があった場所に、神明小・中学校や公園などを建設整備する際に発掘調査され、全長28mの帆立貝式前方後円墳と判明しました。  出土品として、朝顔形円筒埴輪、普通円筒埴輪、形象埴輪が出土している。なかには、おおよそ80%ほど残存する男子弾琴椅座全身像埴輪は、全国でも30例ほどで全体形状が判明しているのは10個体にも満たないとされ、非常に貴重な存在となります。築造年代は、6世紀中頃と推定される。

大塚古墳

復元された前方後円墳

大塚台には、3基の前方後円墳と3基の円墳から構成される古墳群でしたが、宅地造成により完全に消滅する。その後、1号墳の前方後円墳のみ公園整備され復元されました。  全長31.3mの前方後円墳で周溝が確認されています。主体部は、後円部に舟形の粘土槨を備え、須恵器甕片、直刀、鉄鏃などが出土している。築造年代は、古墳時代後期と推定。

八幡神社遺跡

3基の円墳が確認される

古久里浜湾内に分布する遺跡で、久里浜中学校敷地内で古墳時代の石棺墓、他には奈良時代の土壙、中世の建物跡が確認された。泥岩で加工された石棺には、良好な人骨が残っていました。八幡神社からは、円墳(周溝)が3基確認されている。  発掘調査後には、神社の境内として整備され跡形もなくなっている。出土遺物は、埴輪、土器片が出土している。

かろうと山古墳

横穴墓隆盛期の高塚墳

通信技術研究施設のある光の丘へ向かう新設道路工事のために、かろうと山は切り崩される運命にあったが、墳丘の下にトンネルを通して保存されました。しかしながら、現状は説明板設置、遊歩道整備されてはいますが、古墳とわかる墳丘など全くわからない状態となっている。  墳丘は、長径14m、短径13mの楕円形を呈する円墳です。主体部は、切り石を組み合わせた石棺で県内最大級を誇ります。出土遺物は、鉄製品など豊富な副葬品が確認されてます。築造年代は、7世紀の中頃とされこの時期は、地域的にも横穴墓が隆盛を極める中で、単独で墳丘のある高塚がつくられるのは稀有な存在となります。
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