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柏原市

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玉手山古墳群

3世紀後半に遡る

大和川と石川に挟まれた玉手山丘陵上に分布する前期の前方後円墳を中心とする古墳群で、河内から大和盆地への入口として交通の要衝地とされる。石川の対岸西側には古市古墳群が展開し、大和川を遡った南側に松岳山古墳群が分布する。その北側には高井田横穴墓が位置します。また、時代は下って大坂夏の陣においては、道明寺の戦いが行われ、豊臣方の後藤又兵衛が玉手山に陣を構え、徳川方と戦ったことでも知られる。  古墳群は、粘土槨や竪穴式石室を主体部とする15基の前方後円墳や円墳、横穴石室を主体部とする円墳1基、そして、丘陵西麓に凝灰岩層を掘り込んで築かれた安福寺横穴墓群で構成され、時代格差を鑑みる必要があります。(各古墳の詳細は別記載)  築造順は、9号墳→3号墳→6号墳→2号墳→1号墳→5号墳→4号墳→8号墳→7号墳→10号墳→15号墳となります。現存する墳丘は、1号墳・2号墳・3号墳・7号墳・8号墳・9号墳・16号墳となりますが、状態の良いものは少ない。築造年代は、3世紀後半~4世紀中頃と推定され、当初の年代考査より調査が進み遡ると考えられることになりました。
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