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岩国市

筏山古墳

仰臥伸展葬の人骨出土

玖珂盆地の北部中央の筏山の南麓、国道2号線工事の際に竪穴式石室が発見されました。現在は、岩国市立玖珂中学校の裏山に移築保存されています。  竪穴式石室からは、仰臥伸展葬の60歳前後の男子1体(身長163cm)の人骨が、ほぼ完形を保って出土しました。頭蓋骨や下顎骨には赤色の顔料の付着が認められている。山口県東部からの古墳時代人骨出土は、大変に貴重とされます。  出土遺物は、人骨の他に遠賀川系の弥生時代中期の土器や鉄鏃、槍鉋が出土。築造年代は、5世紀代と推定される。

臼田古墳

玖珂盆地北部の首長墓

玖珂盆地の北部中央、鞍掛山の北西麓に位置する円墳です。  墳丘規模は径9mと小型で、周囲に周溝が巡っていました。埋葬施設は両袖式の横穴石室で、全長は5.9m、玄室長3.9~4.14m、幅2.14~2.3m、羨道長3m(推定)以上を測ります。  出土遺物は、人骨、刀子、鋲金具、鉄釘、鉄鏃、針、槍鉋、弥生土器、須恵器、土師器が出土。築造年代は、6世紀後半と推定される。
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北方古墳

石室基底部露出

玖珂盆地北西の山麓南斜面に位置する古墳で、石室基底部が露出して保存されています。  墳形は不明ですが、全長7.5mほどの横穴式石室を主体部とする。出土遺物は、鉄製武器、馬具、工具、装身具、須恵器が出土。築造年代は、6世紀代と推定される。
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