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吉野川市

忌部山古墳群
阿波忌部氏の墓域
吉野川の南側、忌部山から北に延びる丘陵尾根上に分布する5基から成る古墳群で、阿波忌部氏の墓域であったと考えられている。古墳群に至る道中には、旧忌部神社の鳥居であったと思われる真立石や忌部神社の元宮である黒岩磐座なども残されてます。
墳丘は径10m前後の円墳で、横穴式石室を主体部とする。石室は、隅丸方形の平面形で、立柱石を立て、閉塞施設を設けるなど「忌部山型石室」と言う特徴を成している。2号墳は、玄室長3.38m、幅1.92m、高さ1.99mを測り、5基の中で一番残りが良い。3号墳では、横穴石室のほかに竪穴式の小石室が確認されている。
出土遺物は、古墳群全体として耳環、玉類、須恵器などが出土。築造年代は、6世紀後半と推定される。
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