旧吉野川の北側、愛宕山と言われる小丘陵頂部に位置する古墳で、東側の尾根上には、諏訪神社古墳が存在する。
墳丘は、全長63.8m、幅1.1m、高さ1.2mを測る前方後円墳で、段築、葺石、埴輪を備え、前方部を北に向けます。埋葬施設は、吉野川対岸から運ばれた結晶片岩を用いた竪穴式石室で、全長6m、幅1.1m、高さ1.2mを測ります。 現在、石室は露出しており内部を覗ける状態となっている。
出土遺物は、鉄剣、短甲、銅鏃、鉄鏃、碧玉製管玉、ガラス玉、円筒埴輪、朝顔形埴輪、眉形埴輪を出土。築造年代は、4世紀末~5世紀初頭と推定される。