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東みよし町

丹田古墳

合掌状の天井構造

吉野川の南側、吉野川に流れ込む加茂谷川の左岸、加茂山から北東に延びる尾根の先端部に築かれた古墳で、北に平野部を見下ろす高所に立地する。  墳丘は、墳長38mほどの前方後円墳または前方後方墳で、岩盤上に積み石をした積石塚古墳です。前方部は、非対称で南側に張り出し状積石が確認されており、他に類例がない。埋葬施設は、長さ4.51m、幅1.32m(東)、1.28m(西)、高さ1.2~1.3mの竪穴式石室となっており、天井部が合掌状の天井構造をしている。  出土遺物は、神獣鏡、鉄剣、鉄鏃、鉄斧、鉋が出土。築造年代は、4世紀代と推定される。

天神塚古墳

貞広古墳群

吉野川の南岸、東みよし町加茂にある古墳で、5基の貞広古墳群に属し、中でも中心的存在となっている。すぐ西側の畑には、すずめ塚古墳があり石室石材を露出している。  墳丘は、径16m、高さ2mほどの円墳で、南に開口する横穴式石室を主体部とする。墳丘上には、天神社が祀られています。  当古墳北側には稲持遺跡があり、竪穴住居跡や箱式石棺、積石墓、そして勾玉の工房跡が確認されています。ここで造られた勾玉は未完成のまま脇町、板野、阿南、讃岐方面に運ばれ、当遺跡でも香川、鮎喰の土器が出土しており、広範囲の交流が行われていたようです。このことからも当地区が重要な拠点となっていたと考えられます。
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すずめ塚古墳

貞広古墳群

吉野川の南岸、東みよし町加茂貞広にある古墳で、5基から成る貞広古墳群に属します。すぐ東側には、古墳群の主墳である天神塚古墳が位置します。  墳丘は径16m、高さ2mほどの円墳で、横穴式石室を主体部とする。現状は墳丘が流失し、石室石材が露出している。石室内が赤く彩られていて「朱詰め塚」と呼ばれていたのではないかと言われ、そこから「すずめ塚」と付いたとされる。出土遺物は須恵器が出土。
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