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沼津市

高尾山古墳
箸墓古墳と同時期
愛鷹山から南に派生する尾根先端部に位置する前方後方墳で、背後北側に雄大な富士山、南には駿河湾を望む眺望が開けます。現在、都市計画道路の建設予定地になっており、古墳保存を巡って様々な議論が行われ、古墳保存と道路建設の両立を目指した方法が検討されているところです。
墳丘規模は、全長62.1m、後方部31.4m、高さ5m、前方部長30.7m、高さ1m?を測り、周溝幅8~9mの周溝が巡る。埋葬施設は、後方部墳頂の墓壙に舟形木棺を直葬し、底面に水銀朱が敷かれていました。
出土遺物は、棺内から銅鏡、鉄槍、鉄鏃、槍鉋、勾玉が出土。棺外から二重口縁壺、大型壺、高坏、パレススタイル壺、S字壺が出土。周溝から小型壺、小型鉢、直口壺が出土する。静岡県東部、主に狩野川下流域で生産されたと考えられる大廓式土器が出土していることから3世紀中頃と推定され、箸墓古墳と同時期で話題となっています。
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