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土浦市

東台13号墳

土浦市考古資料館に移設展示

東台古墳群は、霞ヶ浦の北岸に面した台地上に分布した19基からなる古墳群です。方墳、円墳、前方後円墳で構成されます。前方後円墳の13号墳の石棺が土浦市考古資料館の屋外に移設展示されてます。  13号墳は、推定全長28m、前方部幅13.3m、くびれ部幅12.8m測ります。埋葬施設は、筑波周辺の雲母片岩を使用した箱式石棺で、3体の人骨が認められ、追葬が行われたようです。出土遺物は、大刀、刀子、鉄鏃、土製丸玉が出土。築造年代は、7世紀中頃の築造と推定。

王塚古墳

王塚古墳群

霞ケ浦に面する丘陵の先端部に位置する前方後円墳で、后塚古墳と2基で王塚古墳群を形成します。  墳丘規模は、全長84m、後円部径42m、高さ7.5m、前方部長42m、前方部前端幅13m、長さ42m、高さ2.5mで、柄鏡型の古式の形状をする。未調査であり、葺石、埴輪は確認されていない。築造年代は、4世紀末~5世紀前半の築造と推定される。

后塚古墳

王塚古墳群

霞ケ浦に面する丘陵の先端部に位置する前方後方墳(前方後円墳)で、王塚古墳と2基で王塚古墳群を形成する。  墳丘規模は、墳長53.8m、一辺35.4~36.4m、高さ5.61m、前方部長18.4m、前方部先端幅15.3m、高さ2.53m測り、前方部が未発達の形状をする。築造年代は、4世紀末~5世紀の前半と推定する。

浅間塚古墳

小型の前方後円墳

国体道路と国道354号線の間にある墓地横に墳丘が残ってます。状態は良いとは言えませんが低い墳丘が残り、全長30m、後円部径20m、高さ2mほど小型の前方後円墳です。他詳細は不明。

坂田古墳群

大地のヘリに並ぶ

桜川の左岸の台地上に位置する古墳群で、前方後円墳1基、円墳23基から構成される坂田古墳群を形成します。さらに、武者塚古墳群、武具八幡古墳や前方後円墳の11号墳が分布する坂田塙台古墳群、塚山古墳の分布する坂田台山古墳群と分けられます。  5号墳の武具八幡古墳は、古墳名にもあるように武具が一式出土している。11号墳は、唯一の前方後円墳ですが、後世の土塁として大きく変形されています。状態の良い墳丘は、数少ないですが台地のヘリに沿って並んで分布する姿が見れます。

武者塚古墳

地下式両袖型箱式複室横穴石室

桜川の左岸の台地上に位置する円墳で、前方後円墳1基、円墳23基から構成される坂田古墳群を形成します。当古墳は、1号墳に相当し現在、立派な覆い屋に保護された埋葬施設が保存されている。墳丘は、発見時から失われ石室が露出していました。  墳丘規模は、周溝によって径23mの円墳と確認され、もとから低い墳丘と推測される。埋葬施設は、雲母片岩の板石を使用し、石倉山古墳群などに見られる横穴式石室と箱式石棺を合わせたような特徴を持ちます。前室と後室で区別され、両袖を有し、一般的な横穴石室の開口部は認められず、地下式両袖型箱式複室横穴石室となります。  出土遺物は、人骨、玉類、武器などが出土。なかでも美豆良(みずら)と言われる古墳時代の結われた髪の毛が確認され、今まで埴輪などで見ることが有りましたが実物が見つかったのは初めてとなります。築造年代は、7世紀の後半と推定。

常名天神山古墳

安土桃山時代の宝篋印塔

南に桜川を臨む独立丘陵の尾根上に位置する前方後円墳で、前方部には祠と宝篋印塔があって、後円部には常名神社が祀られている。前方部の宝篋印塔は、安土桃山時代のもので市内では最古級です。  墳丘規模は、全長75m(復元全長85~90m)、後円部径40~45m、高6.87m、前方部幅25m、高さ4.25mで、主軸を東西方向に向ける。主体部は、未調査のため不明。築造年代は、5世紀の前葉と推定される。
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今泉愛宕山古墳

前方部に社殿

土浦市の北部、今泉に位置する前方後円墳です。鳥居をくぐると正面に階段の付いた前方部があって、墳頂に社殿が建っています。  墳丘規模は、全長55m、後円部高さ4.9m、前方部高さ5.5mを測り、前方部が発達した形状をする。社殿が建つ前方部から後円部を見ると高さの差がほとんど感じられないのが現状です。
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