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美作市

上相中塚古墳群

6基の古墳群

美作市上相、鮎池の南西に分布する古墳群で、円墳4基、方墳1基、帆立貝式古墳1基の計6基から構成されます。  5号墳の帆立貝式古墳は、全長21.2m、高さ3mを測り、墳頂に一部石材が残った状態で陥没が確認できます。1号墳、2号墳、4号墳、6号墳は、径8m~12mほどの円墳となってます。そして、3号墳では、群中唯一の方墳が残ってます。古墳群が全体的に草木に覆われている為、墳形がわかりにくいのが現状です。

上経塚古墳群

方墳を含む4基

楢原盆地に緩やかに伸びる舌状台地上の南端に分布する古墳群で、方墳1基、円墳3基から構成される。  一番南端部に、1号墳である一辺22m、高さ2.5mの方墳が位置する。1号墳の北に隣接して円墳の2号墳、丘陵の頂部に3号墳の円墳が分布します。2号墳と3号墳の間に前方後円墳とされていた4号墳が位置するが、円墳と判明しています。

寺山古墳(1号墳)

出土遺物を公開

美作市楢原下、円墳2基、前方後方墳1基の計3基から構成される寺山古墳群に属する前方後方墳です。さらに4基の円墳から成る寺山東古墳群が隣接して分布します。  墳丘規模は、全長54m、後方部一辺35m、高さ3.5mを測ります。埋葬施設は、竪穴式石室らしき石材が一部確認できます。  出土遺物は、鏡、玉類、鉄器、土師器が出土(個人所有)。築造年代は、5世紀前半に推定される。

小ノ谷火の釜古墳群

2基の石室墳

吉野川の流れる山間の地区、小ノ谷に分布するする古墳群で、2基の石室石材が露出しています。  1号墳、2号墳ともに大きな石材を利用した横穴式石室ですが、2号墳で一部石室内が覗ける程度、1号墳は埋没した状態となってます。
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川戸古墳群

県内初の古墳公園

吉野川西岸の川戸地区に位置する古墳群で、4基の円墳と方墳から構成されます。1号~3号墳が近接し、4号墳が少し離れた西南の山裾に分布します。そのうち1号~3号墳が川戸古墳公園として整備保存され、県内で初の古墳公園となってます。  1号墳と3号墳は、横穴石室を主体部とする円墳です。1号墳は、横穴石室の石材が露出。3号墳は、径9.8mほどの小型円墳が復元されています。  2号墳の方墳は、東西14.5m、南北17mを測ります。埋葬施設は、全長12.34mの片袖式横穴石室で、石室の基底部が露出している。出土遺物は、玉類、装身具、武器、武具、馬具、鉄滓、須恵器、土師器など多くの出土品が確認される(詳細は、別掲載)。築造年代は、6世紀末~7世紀初と推定。

平尾古墳群

宮本武蔵とゆかり平尾家

美作市宮本にある平尾家敷地に位置する2基の古墳です。平尾家は、武蔵の姉のおぎんの嫁ぎ先と伝えられています。  1号墳は、東側の裏山にある径5~6mほど円形状の高まりで、墳頂部に祠が確認できます。低い墳丘ですが、古墳の可能性が高いと考えられてます。  2号墳は、平尾家横に石室石材が散乱しています。出土遺物は、剣、土器が出土している。

河合古墳

良好な墳丘残る

美作市久賀、梶並川を南に見下ろす尾根先端部に位置する前方後円墳で、木々に覆われてますが全体的に形の良い墳丘が残ってます。  墳丘規模は、全長45m、後円部径23m、前方部前端幅10mを測り、前方部を北側に向けます。埋葬施設は、墳頂に川原石が散乱していることから竪穴式石槨と考えられます。

真加部観音堂古墳群

目指せ観音堂

梶並川の右岸、丘陵の先端部に分布する古墳群で、前方後円墳1基、円墳1基から成ります。観音堂を目指して行けば、2号墳が背後に現れます。  北側にある1号墳は、全長41.5mの前方後円墳で、前方部を北に向けます。南の2号墳は、径17m、高さ2.5mの円墳です。両墳ともに比較的に墳丘が良く残ってます。

豊野1号墳

火のかま1号墳

吉野川の右岸、山間に築かれた円墳で、全体的に木々に覆われている。説明板が建っているので、なんとかわかります。  墳丘規模は、径24.3m、高さ6mを測り、全長9.4m、玄室部長5.8m、幅1.8mほどの横穴式石室を主体部とする。ほか詳細は、不明。

野寺山古墳

陶棺が出土

岡山県美作市平福、吉野川を見下ろす丘陵南麓に位置する古墳です。  現在、説明板のみで墳丘などの痕跡はありませんが、当地点から装飾付切妻家形陶棺が出土しました。陶棺サイズは、棺身高さ62.1m、長さ172.7m、幅48.5m・棺蓋高さ23.6m、幅65.1m、長さ90.9mを測ります。棺身の短辺側には、人物や動物の珍しい装飾を見ることが出来ます。

金尾古墳群

横穴石室の古墳群

美作市上相、上相集落から北側に入った谷合に分布する古墳群で、10基ほどの円墳が谷を囲むように点在する。  墳丘規模は径10~18mほどの円墳で、山頂付近に位置する10号墳を除いて、全て横穴式石室を主体部とします。崩壊している石室もありますが、数基の横穴石室を見学することが出来ます。

金焼山古墳群

「きんやきやま」古墳

梶並川が楢原平野に流れ込む左岸、丘陵山頂に位置する前方後円墳と円墳から成る2基の古墳群です。平野の南側山頂に位置する寺山古墳とは平野を挟んで向い合う。  1号墳は、全長35.7m、後円部径24m、高さ3.8mの前方後円墳で、前方部に箱式石棺、後円部頂に2基の竪穴石槨が確認されている。出土遺物は、鉄鏃、馬具、土師器、須恵器、埴輪が出土。  2号墳は、径16m、高さ4mの円墳です。当古墳群は、寺山古墳に後続するものと考えられている。

録青塚古墳

主体部は竪穴石槨?

吉野川を南に見下ろす丘陵尾根先端部に位置する前方後円墳で、墳頂の石組上に祠が祀られています。  墳丘規模は、全長27m、後円部高さ17mを測ります。埋葬施設は、竪穴式石室と考えられますが盗掘されています。ほか詳細は不明。
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