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富田林 市

お亀石古墳
墳頂に亀が出現
石川の左岸、羽曳野丘陵の東端から南東に派生する尾根中腹南斜面に位置する一辺21mほどの方墳です。付近には、オガンジ池瓦窯跡があって幻の新堂廃寺や当古墳に供給していたものと考えられている。
埋葬施設は、凝灰岩製を用いた横口式の家型石棺に花崗岩製切石積みの羨道が付いた全長11mの石室で、南に開口する。石棺蓋には縄掛突起が6ヵ所付き、墳頂に露出した姿が亀に見えることから、「お亀石古墳」の名前になりました。石室は新堂廃、横穴式石室から横口式石槨に移行してゆく過渡期の形状を成しています。
出土遺物は、新堂廃寺で出土したものと同様の瓦片、須恵器などが出土。築造年代は、石棺の槨に 使われたと考えられる瓦片から7世紀初頭と推定される。
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