墳丘は東西約40m、南北約35m、高さ約5mという規模を持つ円墳で、段築はなく埴輪も採取されていない。舟形木棺から出土した中国鏡、銅鏃、刀剣、鉄斧、漆塗り靫、玉類などの副葬品から被葬者が大和政権と直接的な政治関係を有していたことを示唆している。大和政権の北端と考えられる城の山古墳は、古墳文化を知る上で貴重な古墳といえる。