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寒川町

大神塚古墳

初代相武国造の墳墓か

当古墳は相模野台地上の安楽寺境内に位置する。安楽寺は、養老年間717-723年の創建された大変由緒あるお寺で、国造の祖を祀る寒川神社の別当寺であった。大神塚は寒川神社とは深い縁があり、新編相模国風土記稿など裏付ける資料も残されているため、初代の相武国造の墳墓と考えられてきた。  墳丘の規模は、前方部が削平されているが全長43m、後円部径28m、高さ4mの前方後円墳となります。出土遺物は、和鏡、漢鏡、直刀、鉄斧、槍鉋、勾玉が出土する。築造年代は5世紀と推定される。(参考資料 神奈川の古墳散歩)

大神塚周辺古墳群

E号墳が公園化

大神塚の北から南にかけて反時計回りにA~E号墳の5基が分布していた。現在残っているのは公園化されたE号墳で、もともと一部の横穴石室基底部と周溝が確認されたのみです。7世紀代の築造と推測される。  この他、D号墳の石室レプリカが文化財学習センターに展示されてます。全長8mほどの凝灰岩の横穴石室で、南西方向に開口していました。墳丘は径20~22m程の円墳で、幅3~3.5m、深さ1.2~1.6mの周溝が巡っていました。出土遺物は、勾玉、切子玉、管玉、金環が出土している。築造年代は、7世紀初頭の築造。(参考資料 文化財学習センター資料)
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越の山横穴墓

1Kmにわたり分布の可能性

小出川に沿った相模野台地の東斜面、1Kmほどにわたって厚い関東ローム層を掘り込んで造られた横穴墓群です。玄室の形状は膨張アーチ型と言われている。現在まで9基が確認され、分布範囲は広く推定されているが現状は状態の良いものが藪ということもあり確認できなかった。  出土遺物は、耳環、勾玉、直刀、刀子、須恵器平瓶が出土している。築造年代は、7世紀代と推定。
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