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皆野町

金崎古墳群
バラエティな石室は見事
かつては10基以上の古墳群が形成されていたが、大堺1号~3号墳と天神塚古墳の4基の円墳が現存する。そのうち3基に横穴石室が開口し、完成度の高い石室を見ることができます。
大堺1号墳は未開口。2号墳は、開口はしているが羨道及び玄門付近が失われている。胴張りで奥壁が2段積み、側壁は変成岩の板石を互目積みにして持ち送る。3号墳は、結晶片岩を主に用いた胴張りの両袖横穴石室で、奥壁は3段でそれぞれ種類の異なる片岩が使用される。玄室 側壁は片岩の小口積みで持ち送られている。羨道には、チャートや砂岩なども使用され完成度の高い美しい印象を持つ。
そして、天神塚古墳は、全長7.6mの結晶片岩を用いた短冊型の横穴石室となり、奥壁は上下2段、側壁は、互目積みで持ち送りは少ない。出土遺物は、円筒埴輪、太刀が出土したとも伝わる。
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