国道294号線の北側、小宅地区に舌状に張り出す緩斜面に分布する古墳群で、前方後円墳1基と円墳3基から構成されます。1号墳(古塚)と3号墳(石塚)で石室が開口してましたが、震災の影響を大きく受けてます。
1号墳は、一番の高所にある円墳で、凝灰岩(芦沼石)の切石で造られた横穴石室が南に開口する。現状は、震災で開口部が埋没。2号墳は、民家裏に墳丘のみ確認することができる。3号墳は、南端に位置する前方部を西に向ける前方後円墳で、芦沼石の切石を使用した胴張りの横穴石室が開口する。こちらもまぐさ石が崩落寸前の状態で震災の影響が見られる。築造年代は、7世紀の初め頃と推定。