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桜井市

桜井茶臼山古墳
銅鏡出土枚数103面超え
初瀬川の左岸、鳥見山から派生する北側尾根先端部に位置する大型前方後円墳で、大王墓が築かれている纒向地区から少し離れているが、それに 匹敵する大豪族の墳墓と考えられる。
墳丘規模は、墳丘長207m、後円部径110m、高さ19m、前方部幅61m、高さ14mを測り、後円部3段築、前方部に2段築を備え、葺石も認められるが、埴輪列などは確認されていない。
埋葬施設は、後円部中央に南北11.7m、東西9.2m、高さ1mほどの方形壇が設けられ、その下に竪穴式石室を構築しています。その壇は、周囲を二重口縁壺や丸太によって囲まれていたと考えられている。石室は、全長6.75m、幅1.1m、高さ1.6mを測り、水銀朱が塗られていたことが判明している。そして、コウヤマキを用いた木棺が納められていました。
出土遺物は、斜縁二神二獣鏡、方格規矩四神鏡、獣帯鏡、神獣鏡(平縁)、内行花文鏡、三角縁神獣鏡など銅鏡出土枚数は103面越えており、そのほか鉄刀、鉄剣、銅鏃、鉄鏃、玉類、首飾り、石製品、玉杖、玉葉、二重口縁壺など大型前方後円墳にふさわしい多くの豪華な副葬品が出土している。築造年代は、3世紀後半~4世紀初頭と推定される。
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