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角田市

大久保古墳群

「エゾ穴」

角田市尾山大久保の下山丘陵南斜面に分布する6基の円墳から成る古墳群です。地元では「エゾ穴」と呼ばれ、1・3・5号墳で横穴石室が確認されている。  5号墳の円墳は、径12mで周溝が良く残ってます。埋葬施設は、両袖式の横穴石室で立派な鏡石を備えていました。出土遺物は、須恵器坏、蓋、甕、長頸瓶、𤭯が出土。築造年代は、6世紀後半~7世紀と推定される。  現在、古墳群は石室が埋め戻されていますが、説明板が設置され見学しやすいように整備されてます。
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松本横穴墓群

7基残る

阿武隈川の左岸、岡松本の丘陵に築かれた横穴墓群で、7基から構成されます。角田市立北郷小学校の北側の裏山に位置しており、丘陵上に平安時代の白岩館跡などがあります。  横穴墓群の中でも大きく口を開けているものは、戦時中の防空壕の為に改変されたようです。

横倉古墳群

塩竈式土器出土の住居跡地上に立地

角田市横倉馬場内から花島川端にかけて、総延長2kmにわたって丘陵上に分布する古墳群で、前方後円墳1基と円墳の計91基から構成されます。開発などにより現存しているのは48基となっている。  主墳である7号墳は、全長70m、後円部径40m、前方部長30mの2段築成の前方後円墳です。吉ノ内古墳とも呼称され、長泉寺裏山4号墳と肩を並べる。そして、この古墳は塩竈式土器が出土した住居跡地の上に造られているのが注目される。  埋葬施設は木棺直葬とされ、副葬品として鏡、剣、馬具、櫛、玉類、鉄製農工具が出土。築造年代は、5世紀初頭~6世紀と推定されます。

長泉寺裏山古墳群

吉ノ内古墳と双璧

長泉寺の裏山に分布する前方後円墳1基、円墳20基から構成される古墳群です。現存、前方後円墳1基、円墳8基が残っているようですが、全体的に墓地化している為、状態の良いものが少ないのが現状です。  主墳である4号墳(長泉寺裏山古墳)の前方後円墳は、推定全長65m 後円部径43m 前方部長26mを測り、横倉古墳群の吉ノ内古墳と双璧を成しています。  4号墳の南側200mほどに位置していた8号墳は、径6m、高さ1.6mの円墳で、高坏、石製模造品が出土しています。現在は公園整備のため消滅。築造年代は、5世紀後半と推定。
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