江戸川の右岸、下総台地北西端に分布する目沼古墳群のひとつで、群中3基あった前方後円墳のうちの唯一現存するのが当古墳である。
墳丘規模は全長46m、後円部径30.4m、高さ5mを測り、周溝が巡っていました。そして、墳丘には二重の埴輪が環状に配列していたことが判明しています。埴輪は、円筒埴輪、人物、馬、家などの形象埴輪が確認されている。現在墳丘は径28m、高さ2mほどの円形状を呈する。
主体部は不明ですが、くびれ部から当地域で珍しい全長61cmの円筒埴輪棺が出土しています。築造年代は、下総型埴輪が認められないことから6世紀前葉と推定される。(古墳群築造年代は6世紀初頭から7世紀末と推定)