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春日部市

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内牧内古墳群

埴輪が伝える位置関係

古利根川と元荒川に挟まれた慈恩寺台地上の突端に分布する古墳群で、18基が確認され7基が現存する。谷を挟んで、北側に1~7号墳、9~13号墳、15号墳、16号墳が分布、南側に8号墳、14号墳、17号墳、18号墳が分布します。  墳形は、円墳が大半を占めるなか、4号墳で当初円墳と思われていたものが一辺20m、周溝幅9mの方墳と判明しました。埋葬施設は、木炭槨1基、粘土槨3基が確認され、それぞれから鉄片、玉類、武器などが出土する(詳細は別掲載)。周溝から、円筒埴輪、朝顔形埴輪、人物型埴輪、須恵器壺が出土し、円筒埴輪に関しては、「下総型」と「武蔵型」が混在していました。この地が武蔵国でありながら隣接する下総の影響を受け入れる微妙な位置関係を伺うことができる古墳群です。築造年代は、6世紀~7世紀中頃と推定される。

愛宕塚古墳

羽黒山大権現が鎮座

江戸川の右岸、平坦な台地に位置する円墳で、墳頂に羽黒山大権現が祀られています。  墳丘規模は、東西径12.4m、南北径12.1m、高さ1.25mを測り、埴輪は認められない。実測調査のみという事で、埋葬施設や出土遺物などの詳細は不明。

松東古墳

「女郎ボコラ・お不動さま」

中川の低地の支谷から奥まった台地最高所に位置する円形状を呈する古墳で、お不動さまが祀られている。地元では、「女郎ボコラ・お不動さま」と呼ばれているようです。  墳丘規模は、径9.7m、高さ1.3mで、埴輪は認められない。現状は、敷石の参道が付いてはいるが、古墳らしい所は残っていない。実測調査のみという事で、埋葬施設や出土遺物などの詳細は不明。
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