会津盆地の東縁に位置する横穴墓群です。大きく5つのグループに分かれ、29基確認されている。西から東に向かって築造されたものと考えられています。副葬品は34体の人骨と合わせて複数見つかっております。

前期（4世紀頃）の前方後円墳で現状は小さく変形されているが、もとは大きな古墳であったと考えられる。他にも6基の古墳が分布していたようです。 　出土品には東北では珍しい内行花文鏡、直刀などが見つかっている。 　古墳名の由来にもなる坂上田村麻呂伝説や四道将軍の合流伝説、古事記にも載る地名など多くの謎を秘めた古墳である。

一箕古墳群の一つで、堂ヶ作山の頂上に築造した墳丘で全長84m、高さ11mの前方後円墳である。後円部から土師器や鶏型土製品が出土し、同古墳群の大塚山古墳より先行すると考えられている。

一箕古墳群の一つで、白虎隊で有名な飯盛山の山頂に位置する。未調査の為、詳細は不明となるが、全長65ｍの前方後円墳で南側にいくつかの墳丘が残っている。南側から尾根筋を登って行くが途中から道はなくなり、藪にはいるので注意を要す。

天子宮という由来は江戸時代、墳丘上に協会が建てられていたことにあります。前方後円墳の可能性もあるということですが、現状は3段築の径50ｍほどの円墳です。築造年代は不明。

一箕古墳群は飯盛山古墳、堂ヶ作山古墳、当古墳の3基で形成される。大塚山の独立丘陵に古墳群の中では後続して築造されたようだが、大きさ（県内２位）、副葬品からもシンボル的存在と言えます。 　墳丘は全長114ｍを誇り、後円部南北2基の割竹形木棺からは、岡山県の鶴山丸山古墳の同鋳型と言われる三角縁神獣鏡、さらに変形獣文鏡、捩文鏡、靱、碧玉紡錘車、環頭大刀など、いずれも古墳時代前期を特色づけるものが出土している。また、隣接するかたちで前方部側に2号墳（円墳）が存在する。