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町田市

久保ヶ谷戸横穴墓
川原石総重量は5.2t
多摩ニュータウン造成中に発見されたNo313遺跡1号横穴墓で、単独で存在していました。現在は、小山ヶ丘5丁目の 三ツ目山公園内に移築復元されています。
横穴墓は墓室が7m、前庭部のみで19mを測り、日本最大級を誇ります。川原石積みの横穴墓は、総重量5.2tの石材を使用しており、こちらも特質すべきところです。前庭部奥壁には、泥岩の切石を門柱状に組合せ、板石と川原石で閉塞してありました。墓室は、羽子板状の平面プランに川原石が敷かれ、3区画に区切られたうちの一段高くなった奥の棺台に遺体を安置していました。そして、数回にわたって追葬が行われていたようです。
出土遺物は、骨、歯、鉄刀、六窓鍔、刀子、鉄鏃、須恵器大甕、フラスコ片瓶が出土。須恵器に関しては、浜名湖に近い湖西窯跡群のものとされてます。築造年代は、7世紀中頃と推定。
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